【移転】炭火焼き肉つけ麺「BUN CHA HO GUOM」

初訪 2016.08   更新2021.01.31


【2022.08.25 追記】

こちらのお店は下記の住所に移転しました。

住/29 Truong Dinh, Q.3, HCMC




【2021.01.31 追記】

現在 4店舗に増えたため、各店舗の情報を最下部に追加しました。

ビテクスコファイナンシャルタワーの近くなど、中心地にも店舗がありますが、

個人的には、記事で紹介している3区のお店が、味が安定していておいしいと思います。



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オバマ大統領がベトナム・ハノイを来訪したときに、

庶民に混ざって食べたことで話題になった

ハノイのローカル麺「ブンチャー(Bun Cha)」。


その後、ホーチミンのまったく関係のないブンチャー屋さんのメニューにも

「Obama's recommend(オバマのオススメ)」の文字が踊り、

またある店では、看板にどーんとオバマさんの顔写真が使われるなど、

商売っ気あふれるベトナム人のチャンスを逃がすまいという貪欲さが感じられる、

ちょっとしたオバマブーム、ブンチャーブームが起こっていました。



炭火で焼いた豚バラやつくねを、

大量のハーブや米粉でできた細麺のブンとともに、

ヌクマムベースのタレで食べる「ブンチャー」は、北部発祥のつけ麺。

日本人在住者に好きなベトナム料理を聞くと、「ブンチャー」(もしくはバインセオ)と答える人が少なくない、ファンの多い料理です。



ホーチミンにもたくさんのブンチャー屋さんがあり、

どこのお店もあまりハズレがないのですが、

個人的に間違いないと思うのが、

ヴォーヴァンタン(Vo Van Tan)通りの「BUN CHA HO GUOM」

ベトナム語学校に通っていたときに、ベトナム人の先生から教えてもらったお店です。

余談ですが、店名の「Hồ Gươm(ホーグオム)」は、

ハノイ市民に愛される「ホアンキエム湖(Hồ Hoàn Kiếm)」の別名。


Hồ = 湖

Gươm = 剣

の意味で、漢字で「剣湖」と表します。

これは、

「15世紀に、レ朝の始祖レ・ロイ(Le Loi)が、湖に棲む亀から授かった宝剣で中国からきた明軍に勝利。ベトナムを中国支配から解放し、その後、湖の大亀から神へと剣を返した。」

という伝説から命名されています。

※ベトナムでは、亀は神聖な生き物として昔から崇められています。


ちなみに、「Hoàn Kiếm(ホアンキエム)」も、

Hoàn = 還す 

Kiếm = 剣

の意味で、「還剣湖」となり、同じ伝説からその名がついています。





さて、本題に戻りますが、

そんな「ホーグム」の名前がついたブンチャー屋さん。


場所は、統一会堂からタクシーで約7分の3区にあり、

昼どきには2F席まで、地元のお客さんで賑わっています。

↑ 店舗1F



とりあえずブンチャーと、

四角い揚げ春巻き(Nem Ran)を注文しました。


「BUN CHA」4万2000VND(約210円) 5万5000VND(約250円)←2021.01.28更新

炭火の香りが香ばしい、豚バラ肉とつみれが入ったつけダレ、

くっついたそうめんのような米麺・ブン(表現悪)、

そして、山盛りの葉っぱがセットで出てきます。

葉っぱは、レタスやパクチー、シソやオリエンタルバジルなどが混ざって盛られていますが、中には苦みの強いどくだみもあるので、スペード型の葉っぱには要注意です。


※ブンの大盛りはないですが、3000VND(約15円)で追加が可能。

 「チョーブンテム(Cho Bun Them)」といえば伝わります。



「NEM RAN TOM CUA BIEN」2万VND (約100円)

↑ 写真左下の揚げ春巻きは、

ブンチャー屋さんには必ずといっていいほどある、定番メニュー。

具材は、キクラゲやひき肉のほか、エビやカニも入っていて豪華。

揚げたてを豪快にハサミで切り分けられて出てきます。




さて、気になるブンチャーの食べ方ですが、地方によって若干違うそう。

ホーチミンのベトナム人に聞いたところ、

01/空の茶碗に葉っぱをちぎり入れ、ブンを適量のせる

02/そこに、ヌクマムダレに入った肉や青パパイヤ、ニンジンなどの具材ごと、タレを適量レンゲでかける

03/食べる。茶碗の中がなくなったら01と02を繰り返す、以上。

とのこと。


香ばしくジューシーな炭火焼肉と、酸味の効いたさっぱりダレ、

ハーブの香りが混ざり合って、うまい ! です。



【2021.01.31 追記】

メニューはほかにも、

ハノイ・タイ湖(Ho Tay)名物の、エビとサツマイモのかき揚げ「バイントム(Banh Tom)」や、北部のお雑煮風 温か餅「バインドゥックノン(Banh Duc Nong)」などもあり、ブンチャー以外の選択肢もいろいろあります。


ハノイの老舗アイスメーカー「チャンティエン(Trang Tien)」のアイスもあり、うっすらハノイ旅気分が味わえるかもしれません。



「NUOC MO」1万7000VND(約80円)

ハノイ料理のお店でよく見かける梅ジュース。

日本の梅ジュースと変わらない、素朴な味でした。




シーフードもお肉も、炭火焼きが基本のベトナム。

炭火特有の香りをまとった肉と、甘酸っぱいつけダレ、

口の中で広がるハーブの香り、が三位一体となった「ブンチャー」は、

多くの日本人も、きっと好きな味。

観光で来たら必食のローカル麺です。



BUN CHA HO GUOM/ブンチャー・ホーグオム


■ 3区店

  135 Vo Van Tan, Q.3, HCMC

  028・6678・3756

  7:00〜21:00

Map https://g.page/bunchahanoi?share


■ 1区ホートゥンマウ店

  82 Ho Tung Mau, Q.1

Map https://g.page/buncha?share

■ 5区店

  6A Tran Phu, Q.5, HCMC

Map https://goo.gl/maps/8MMPP94VFGUPvapo8


■ 11区店

  26 Lu Gia, Q.11, HCMC
Map https://goo.gl/maps/7nh5uHxXWtM1CZnA9

勝手にベトナム案内

文と写真が 仕事 兼 趣味で、主にベトナム・ホーチミン市のおすすめスポットやグルメを紹介しています。 2014〜ホーチミン市在住。

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