初訪 2016.12 更新 2021.02.24
【2021.02.24 追記】
こちらのお店は、500mほど離れた場所に移転しました。
お店の住所などは、記事の最下部にまとめています。
タンディン市場から徒歩8分で、途中橋を越えるなど、旧店舗よりも離れてしまったのですが、地元に根付いた庶民派の有名店。一度食べに行く価値はあると思います。
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揚げ麺のザクザク感と野菜&海鮮入りあんが楽しめる
ベトナム版かた焼きそば「Mi Xao Gion(ミー・サオ・ヨン)」。
カリッと揚げた中華麺の上に、
野菜や海鮮、肉入りのあんをかけた一品は、
まさに日本の「かた焼きそば」や「皿うどん」のようです。
米粉麺・フォーを揚げたバージョンの「Pho Xao Gion」もありますが、
そちらよりも油っこさは若干控えめで軽く食べられるので、
ミーサオヨン、おすすめです。
ホーチミン市内でもいろいろなところで食べられますが、
中でも個人的に推しなのは、タンディン市場の北側にある、
チャンワンカイ(Tran Quang Khai)通り沿いの、ここのお店。
昼間は別の食堂屋さんになっていて、
15:00か16:00頃から「ミーサオヨン」が名物のお店になります。
まるで貝屋のような中途半端な営業時間ですが、
開店後は続々とベトナム人のお客さんが訪れます。
(店名は特にないそう。)
移転後に「Quan Ngheo(クアン ゲオ)」と店名がつきました。
"ゲオ" は、ベトナム語で「貧乏」の意味なので、クアンゲオは「貧乏食堂」…。
縁起わるっと思ってしまいましたが、「庶民のための食堂」という意味だそうです 笑
そこそこ交通量のある道の角で、
歩道まで広がるプラスチックのイスやテーブル。
ドライブスルーのようにバイクを路肩につけて、
大声で注文する持ち帰りのお客さんもちらほら見かけます。
とっても活気のあるベトナムらしい光景。
調理する人、盛りつける人、注文を受け会計する人と
分担しながら常に忙しそうに動いているので、注文も一苦労。
意を決して捕まえて注文しましょう。
テイクアウトなら、
「テイクアウトで」→「Mua Mang Ve(ムア・マンヴェー)」と言ってから、
「ミーサオヨン1皿ください」→「Cho 1 Phan Mi Xao Gion(チョーモッファン ミーサオヨン)」で伝わります(きっと)。
「Mi Xao Gion」3万8000VND(約190円)
パリパリ麺の香ばしさと具だくさんの餡がよく合って、
思い出してはときどき食べたくなる飽きのこない味です。
仕上げに、ベトナム醤油「ヌクトゥン(Nuoc Tuong)」を好みで足すと
さらにアジアな風味になっておいしいです。
ちなみに、持ち帰りでも麺と餡、調味料を分けて入れてくれるので、家でも安心してパリパリ感が楽しめます。
ミーサオヨンのほかには、
米粉麺「フーティウ」を炒めた「フーティウ・サオ(Hu tieu Xao)」や
揚州チャーハンの「コムチンドゥンチャウ(Com Chien Duong Chau)」もあり、どれも一皿3万8000VND(約190円)。
大量にテイクアウトする地元民も少なくないようで、
メニューには、1皿〜10皿までの各値段が書かれています。
このお店の「フーティウサオ」は、ベトナムで一般的なコシのある「フーティウ」ではなく、中華系のお店で使われる、柔らかな幅広麺を使っています。
なんでもフーティウは、
もともと中国から伝わった「粿條(クェティオ)」という
蒸した幅広の米粉麺が原形らしく、
中華系の人はこの幅広麺をフーティウと呼ぶそう。
一方、現在ベトナムで一般的な細麺のフーティウは、
前述の幅広麺がカンボジアに伝わって「クイティウ」という麺料理になり、
さらにそれがベトナムに伝わり、メコンデルタ地方で発展したもの。
カンボジア南部の都市「プノンペン」の古い呼び名「ナムヴァン」が付いて、
「フーティウ・ナムヴァン」と呼ばれる新たな「フーティウ」となったそうです。
と、話は少し逸れましたが、
いつもお客さんで賑わっている「クアンゲオ」の「ミーサオヨン」。
一度試してみる価値ありです。
Quan Ngheo / クアン・ゲオ
住 10 Phan Dinh Phung, Q.Phu Nhuan, HCMC
営 15:00〜21:00
Map https://goo.gl/maps/AEjPCP2VtC6eb7Da9
Mi Xao Gion / ミー・サオ・ヨン
182 Tran Quang Khai, Q.1, HCMC
16:00〜24:00
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