初訪 2015.12 更新 2021.2.21
【2021.02.21 追記】
こちらの記事で紹介している 2号店は、
本日、近くのヴォーヴァンタン(Vo Van Tan)通りに移転しました。
新しい店舗情報は、記事最下部の情報欄に追記しています。
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ベトナム料理とひと言でいっても、
北部や南部など、地方によって味付けが異なります。
日本でいう、「関東」「関西」のような感じに近いでしょうか。
一般的には、
北部は、塩や醤油ベースのあっさりとした味。
中部は、北部に近い味付けをベースに、唐辛子を多用したスパイシーな味。
南部は、砂糖の甘みを効かせた甘く濃いめの味。
といわれています。
その中でも、日本人の口に合いやすいといわれているのは、北部の味付け。
ホーチミン市在住者でも、「北部の味の方が好き」という人は多いです。
実際、おなじみの米麺「フォー(Pho)」も、
焼肉つけ麺の「ブンチャー(Bun Cha)」も、
白身魚のディル揚げ「チャーカーハノイ(Cha Ca Ha Noi)」も、
ベトナム風雑煮「バインドゥックノン(Banh Duc Nong)」も、
北部生まれ。
北部の都市ハノイは、舌の肥えた北部の人が認める名店の多いグルメな街でもあるのです。
あ、でも決して南部料理はおいしくないというわけではなく、南部にも、ベトナム風お好み焼きの「バインセオ(Banh Xeo)」や、コシのある米麺の「フーティウ(Hu Tieu)」など、おいしい名物グルメもあります。。汗
ホーチミンにいながら「ハノイ料理が食べたい」というときにおすすめなのが、満席必至の人気店「ngo 8(ゴータム)」。
「ngo(ゴー)」は、北部の言葉で「路地」を意味するベトナム語。
ホーチミンなどの南部でいう「hem(ヘム)」と同じ意味です。
「8(タム)」は、そのまま数字の8なので、
「Ngo8」は、「路地の8番地」を意味する 住所。
1号店の住所が、クーラオ(Cu Lao)通りの「8番地」であることから、この店名がついたようです。
今回行くのは、緑豊かな3区にある2号店。
【2021.02.21 追記】
戦争証跡博物館近くのヴォーヴァンタン通りに移転しました。
(詳しくは記事の最下部に記載しています。)
チュンディン(Truong Dinh)通りにある、エンジ色の看板が目印です。
※隣の黄色い看板の店は、
自家製豆乳のおいしいベトナム料理店「ngo ta」。(閉店)
ピーク時には、
地上階とロフトのような2階席、さらに入口スペースにずらりとテーブルが並び、満席になることも多々ある人気店。
昼から鍋をつつくグループ客などで、とっても賑やかです。
声のよく通る、お喋り好きのベトナム人が大勢で喋りだすので、
もう、ほぼ叫ぶような感じで喋らないと、ろくに会話ができないときもありますが、
それもまた、新鮮といえば新鮮。
ベトナム人にまみれて、ベトナムの活気を感じられる体験として、
旅行の際に訪れてみるのも面白いかもしれません。
メニューは、
ハノイ料理店ならではのラインナップが揃います。
メニューは基本ベトナム語のみですが、
写真やほかのお客さんが頼んでいる料理を参考に、選んでみましょう。
個人的にオススメのメニューは、
貝の生姜の葉蒸し「Oc Hap La Gung(オックハップラーグン)」
ヨモギの卵とじ「Trung ngay cuu(チュンガイクー)」
揚げ小イカのヌクマムダレ「Muc sua chien nuoc mam(ムックスアチン ヌックマム)」
ですが、どれを食べても安定しておいしいと思うので、
ぜひ、自分のお気に入りを見つけてみてください。
この日は、持ち帰りで下の3品を注文。
「Mua mang ve(ムア マンヴェー)」というと、「持ち帰りで」という意思が伝わり、メニューを見せてくれると思います。
「Pho cuon(フォークオン)」3万5000VND(約170円)
ベトナム料理の代名詞「フォー」を
麺の状態に裁断する前の生地の状態で巻いた「フォー春巻き」。
もちっとした生地の弾力が特徴です。
ここのは、野菜と香草系が多めであっさりヘルシー。
ピリ辛のヌクマムだれをつけていただきます。
「Trung ngay cuu(チュンガイクー)」1万5000VND(約75円)
キンカン塩でいただく、ヨモギの卵とじ。
口の中にヨモギの香りがワイルドに広がり、
行く度についつい頼んでしまう、クセになる1品です。
「Pho chien Phong(フォーチンフォン)」3万5000VND(約170円)
フォー春巻きと同じく、裁断前のフォーの生地を四角く切って揚げ、
肉野菜炒めをのせた食べ応えのある一品。
ほかにも、ベトナム人に人気の、
カニと牛すね肉を使った北部の名物鍋
「Lau rieu cua bap bo(ラウリエウクアバッボー)」18万VND (約900円)
シャコのニンニク揚げ
「 Be be(Tom Tich)Chay Toi(トムティッチャイトイ)」12万VND(約600円)
独特の匂いを放つ発酵調味料・マムトムが好きな人にはクサ旨い(らしい)
揚げ豆腐のマムトム添え
「Bun dau mam tom(ブンダウマムトム)」3万VND(約150円)
などがあります。
お茶文化のハノイでよく飲まれている
レモンティー「Tra Chanh(チャーチャイン)」1万VND(約50円)もあるので、
ハノイ風のお茶をしばきながら、一瞬ハノイにいるような錯覚に浸るのも乙です。
また、在庫があれば ホーチミンでは珍しい「ハノイビール(Bia Ha Noi)」も味わえます。
「ngo 8」は、ファンシックロン(Phan Xich Long)通りの近くにも店舗があり、こちらもいつも大いににぎわっています。 ※詳細は記事最下部に記載
現地の人に愛されるハノイ料理店で、アジアの活気を肌で感じつつ、
お気に入りのメニューを見つけてみては。
ngo 8 / ゴー・タム
FB https://www.facebook.com/Ngo8dotcom/
■ 3区店 ※この記事で紹介しているお店です。(2021.02 移転)
住 35 Truong Dinh 57 Vo Van Tan, Q.3, HCMC
営 11:00〜14:00、15:00〜23:00(土・日曜は15:00〜)
電 097・2620・333
Map https://goo.gl/maps/K31ykxohNUaarN568
https://goo.gl/maps/MSSKFcLAxGAvLkSQ9
■ フーニュアン区店
住 8 Cu Lao, Q.Phu nhuan, HCMC
営 15:00〜23:30
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