眺めを楽しむレトロカフェ「Cà Phê Cô Ba」

初訪 2018.07   更新 2021.03.24



【2022.08.10 追記】

現在の情報をこちらの記事にまとめて更新しました☟



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ホテルやコロニアル建築が点在する、ホーチミン市屈指の目抜き通り

「ドンコイ(Dong Khoi)通り」



周辺には、古アパート内のカフェチェーン店などもあり、

街歩き休憩のお店選びも、迷ってしまうエリアなのですが、

個人的におすすめしたいのは、レトロな雰囲気のカフェ「Ca Phe Co Ba(カフェ・コーバー)」。



↑ 中心地にいながら、こんな絶景も楽しめるカフェです。





このカフェは、ベトナムで大ヒットした映画「Co Ba Sai Gon(コーバー・サイゴン)」をモチーフにしたお店。

ロゴも、映画の登場人物と重なる女性のイメージが描かれています。



この映画は、1960年代を舞台に、アオザイが大嫌いな仕立て屋の娘が、現代にタイムスリップし奔走する中で成長していく、というストーリー。



映画がヒットした 2017年頃からは、ここホーチミン市でも

劇中で登場するタイル柄のアオザイを着る人が急増。

新たな定番柄として定着するなど、影響力を感じた映画でもありました。



日本でも「サイゴンクチュール」の邦題で公開されているので、

気になる方は、映画(日本版)の公式サイトでチェックしてみてください。 




さて、カフェに戻ります。 


カフェは、1階(日本でいう2階)と、

ルーフトップになっている5階2フロアがあり、

それぞれに行きやすい入口があります。




↑ 外観

1階に行く場合は、写真に向かって左の Ngo Duc Ke通り沿いから。

5階に行く場合は、建物に沿って右に行った Dong Khoi通り沿いから行くとスムーズです。





ー1階 ー


まずは1階のお店からいきます。



1階のお店に行く場合は、ドンコイ通りからゴードゥックケー(Ngo Duc Ke)通りに曲がってすぐの、このゲートから入るのが分かりやすいです。



駐輪場の出入り口を兼ねているので、バイクの往来がありますが、がつがつと入っていって、すぐ右手の階段を上ります。



↑ すると見えてくるのがこの看板。


看板をくぐってすぐ右手のドアを抜けたら、お店に到着です。



レトロ調ながら上品さが漂う、居心地よい空間には、

サイゴンの時代を描いた絵画や、年代物の蓄音機なども展示されています。



足踏みミシンや炭のアイロン、水玉柄のアオザイなど、

映画の世界を感じる展示も。


隣の扉を開けると、テラスに続く半屋外の空間があります。



風の心地いい、テラス席に出てみました。


陽射しが穏やかな日は、

ドンコイ通りを見渡すテラス席も、特等席。

のんびり街を眺めながら、モーニングや夕涼みを楽しむというのもいいかもしれません。




メニューは、

ベトナムコーヒーのほか、ライチティーなどのフルーツティーや、漢方ドリンク「ヌックサム(Nuoc Sam)」などが揃っています。



ドリンク以外にも、

砕き米と焼肉プレート「コムタム(Com Tam)」や、焼肉のせ和え麺「ブンティッヌン(Bun Thit Nuong)」などの南部料理を含むベトナム料理もあるので、食事を兼ねての利用もOK。


中心地の割りにはリーズナブルなので、さくっとランチモーニングにも使えそうです。







ー5階 ー


続いて、ルーフトップ(屋上)5階に行きます。




↑ 入口は、ドンコイ通り 2-6番地 のここから入るのが便利。




階段を上がってすぐのエレベーターで、最上階の5階へ上がります。





↑ 到着したエントランス

写真右側にある螺旋階段を上がると、屋上の階へ行けます。



屋上テラスからの眺め


右手には歴史あるコロニアルホテル「マジェスティックホテル」が、そして目の前にはサイゴン川のパノラマと、疲れも吹き飛ぶ景色が迎えてくれます。



↑ 屋上の屋内席

サイゴン川を悠々と行き交う船を眺めながら、のんびり黄昏れるのもいいですね。



昼間は暑いテラス席も、夜は心地よい風とサイゴンの眺望が楽しめるので、

夕涼みに出かけるというのもあり。


ウッディで落ち着いた1階と、開放的な5階

雰囲気がそれぞれ異なるので、気分によって使い分けるのもよさそうです。




螺旋階段下の5階にも、テラス席があります。


こちらは、ノスタルジックな雰囲気も残しつつ、

どこか南国のリゾート感が漂う開放的なテラス。


テラスからは、眼下にドンコイ通りも望めます。



オリエンタルレトロな装飾も、雰囲気たっぷり。




このときは10月でしたが、一角できれいなハスも咲いていました。

※ ハスの季節といわれる5〜7月頃は、ホーチミン像周辺など、市内でもハスが見頃です。




1階のお店とメニューが若干異なるのですが、

コーヒーやスムージー、アイスブレンディッドなど、大まかには同じような内容のものが揃っています。


フードは、バインミーやコムガーなどのベトナム料理と、パスタやデザートなど。

(以前は、ビールなどのアルコール類もあったのですが、現在は置いていないそうです。)



1階にはないドリンクを選んでみました  ↓


「ドラゴンフルーツティ(Tra Thanh Long Do)」6万5000VND(約310円)

甘みのある赤い品種のドラゴンフルーツを使ったフルーツティー。

甘酸っぱくさっぱりとしていて飲みやすかったです。



ちなみに、どちらのフロアも先払い制で、初めにカウンターで会計を済ませるスタイル。

スタッフがテーブルまで持ってきてくれます。






ホーチミン市では、

古きよき "サイゴン" の時代を懐かしむレトロカフェが、約5年ほど前から流行しているのですが、ここはそれらとはまたひと味違うお店。


映画「Co Ba Sai Gon」の世界にモダンな要素が融合し、レトロカフェの中でも行きやすい、清潔感のある空間にまとめられているので、観光途中に立ち寄るのにもぴったり。


眺望も見事なので、ぜひ、行く場所リストに加えてみては。







Ca Phe Co Ba / カフェ・コーバー


[1階]

  1F, 2-4-6 Dong Khoi, Q.1, HCMC

  7:30〜21:00

  028・3823・3196

FB   www.facebook.com/caphecobadongkhoi

Map https://goo.gl/maps/84z8QuTTEZVbCmG7A


[5階/Rooftop]

  rooftop, 2-4-6 Dong Khoi, Q.1, HCMC

営  9:00〜22:00

  028・3823・3658

FB   www.facebook.com/CapheCoBaRooftop

Map https://goo.gl/maps/81wo7nDcxhQd7wye9



勝手にベトナム案内

文と写真が 仕事 兼 趣味で、主にベトナム・ホーチミン市のおすすめスポットやグルメを紹介しています。 2014〜ホーチミン市在住。

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