オリエンタルなティータイムに癒やされる「ORIENTEA」

初訪 2016.09   更新 2021/1/27



南北に長いベトナムは、カフェ文化1つとってみても、

北部はお茶文化、南部はコーヒー文化と、地方によって内容やスタイルが異なります。

(もちろん北部を含む全国に、ベトナムコーヒーはありますが、)

南部のホーチミンは特に、濃厚なベトナムコーヒーにたっぷりの氷を溶かしながら飲む、

カフェ文化の根強い場所。


街には、昔ながらの路上カフェやローカルカフェが軒を連ねる一方で、

近頃、若者にうけているのは、

豆の産地や抽出方法にこだわった、サードウェーブ系コーヒー店。


そして、タピオカミルクティーや台湾茶などの、お茶系カフェです。


コーヒーは「味が濃くて苦手」「飲むと眠れなくなる」という

ローカルの若者が意外にも多く、カフェに行くと、ミルクティやピーチティを飲んでいる若者だらけ、ということがよくあります。


ホーチミン市内にも、"ティー"メニューが人気のカフェはいろいろあり、

自社生産しているお茶系メニューがおいしいチェーン店「Phuc Long(Facebook」や、建築家がインテリアを手掛け、世界の紅茶が味わえる「Kanh casa(閉店) 、サイゴン生まれのカフェチチェーン 「Katinat Saigon Kafe(Facebook」などは、いつもたくさんのお客さんで賑わっています。


今日紹介するのは、そんなお茶カフェの中でも特色のある、オリエンタルなハーブティーのカフェ「ORIENTEA」。

ローカルのティールームでよくある、女でもためらうレベルの花畑〜♡みたいなメルヘンな内装ではなく、落ち着いたアジアンテイストの空間なので、男性でも比較的入りやすいかな、と思います。



場所は、歩行者天国のグエンフエ通り沿いにある、カフェだらけの古アパート「42 グエンフエ(42 Nguyen Hue)」の7階。

↑ アパートは、ラッキープラザ隣の巨大書店・FAHASA(1階部分)が目印。

碁盤の目のようにずらりとベランダが並ぶ、フォトジェニックな古アパートで、

アパート内には、若手デザイナーのアパレルショップや、カフェが入居しています。


上の写真左下にある駐輪場から入って、奥のエレベーターで7Fへ。

このエレベーター。少し前に新しくなってから1人3000VND(約15円)を徴収されるようになりました。

でも大抵のカフェでは「エレベーターを使った」と言うと、お会計から3000VND引いてくれます。


7Fのカフェ入口。

先月オープンしたばかりとのこと。


まずは手前にあるこの部屋で好きなお茶を選びます。

レモングラスやジャスミン、ウーロン茶など

東洋の素材を使ったオリエンタルなお茶が並んでいて、

ケース毎に「ヘルシーティー」「フラワーティー」

「カンフーティー」「オリエンティー」などジャンル分けされています。

お茶のジャンルに合わせて淹れ方や茶器が変わるので、

説明を聞きながら、好みで選びましょう。


素材の中には、八角やナツメなどの漢方もあり、友人は「頭が痛いんですが、おすすめありますか」と聞いて、「頭痛ならこれね」と選んでもらっていました。(内容は忘れたw)



お茶を選んでお会計したら、奥の部屋へ。

壁の装飾や竹の家具がオリエンタルな雰囲気。


晴れた日には、グエンフエ通りが見下ろせるベランダ席も、気持ち良さそうです。

この日選んだのは、

「ハイビスカスティー」7万5000VND (約370円)。

酸味の中にほのかな甘みがあり、ショウガでキリッと味がしまっていておいしかったです。

ときどきお店の子が来ては、甲斐甲斐しくエンドレスにお湯を注ぎ足してくれたので、腹たっぽんたっぽん笑。


別の日に頼んだ

「レモングラスライムティー」6万5000VND(約320円)

んー、乾いた喉に爽やかな香りが広がります。



落ち着いた空間でアジアンなBGMに癒やされながら、

のんびりとティータイムを過ごしてみては。



ORIENTEA / オリエンティー

  7F 42 Nguyen Hue, Q.1, HCMC

  090・9639・256

  9:00〜22:30

FB   https://www.facebook.com/Orienteahouse

Map https://goo.gl/maps/iiX7L847mvvt2o1Q9


勝手にベトナム案内

文と写真が 仕事 兼 趣味で、主にベトナム・ホーチミン市のおすすめスポットやグルメを紹介しています。 2014〜ホーチミン市在住。

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